HOME ケアビズネトの使い方 コンビニ 更新情報 トピックス リンク お問い合せ

 
これは使える!
介護保険事業所の総務事務マニュアル〜年間パック〜
NEW
 
重度化対応加算の対応は
大丈夫ですか?


 
新商品を追加しました。
2008/6/10NEW
:貸借対照表分析シート
 
2008/5/9
:職員採用面接マニュアル
 
2008/4/19
:知っ得!ナッ得!労働法 〜“労働時間・休憩・休日”編〜
2008/3/5
:パートタイマー規定 平成20年4月改正対応
 
:これは使える!パートタイム労働法改正対応マニュアル
 

 
知っ得!ナッ得!労働法 2008/5/21 NEW 
2008/4/2 
2008/3/24 
Care Biz Net..LLP
購入前の確認事項
個人情報保護方針
ご利用規約
お支払について
お問い合わせ
リンクについて
当店は安心のルミーズカード決済システムを使用しております。
クリックしてサイトの所在を確認して下さい。
2006年5月15日 HOME :: トピックス
これは使える!介護事故発生の防止及び発生時の対応
 
〜そのB 事故報告書の分析 Part.2〜

 前回は、事故発生件数や発生時間、場所、曜日といった基本情報や事故発生場所、事故発生シーンなどの分析方法について解説いたしましたので、今回は事故発生の職員の状況や事故の損害内容など事故の内容に関する分析方法について解説いたします。

分析の視点@:事故発生時の職員の位置

 グラフ6は職員がどのような状況にあるときに介護事故が発生したかを分析するためのものです。
 このようにグラフを作成することにより、介護中の事故が多いのであれば、介護技術やアセスメント、ケアプランに問題があると考えられますし、職員が不在の時に介護事故が多いのであれば、「見守り」「要観察」というリスク対策が十分ではないと予想されます。
 また、不明の割合が多い場合は、事故報告書の内容が不十分だといえます。

分析の視点A:事故種別構成比

 グラフ7は事故種別を分類してグラフ化したものです。
 例えば、グラフ7のような状況だと、転倒が全体の6割以上と圧倒的に多くなっております。このような結果の場合、転倒に関する介護技術などの研修を実施することや転倒予防の為の環境整備などが急務の課題だと推測されます。また、転倒の状況が、介護中の転倒が多いのか、利用者が歩いているのを見守っている時に多いのか、それとも職員が不在時に転倒することが多いのかといったことを前述のグラフ6とあわせて検討することにより、より具体的な対策を検討することができます。
  なお、事故報告書の中には文章内容が不十分で事故種別が特定できないものも散見される場合があります。事故種別は施設の介護技術や環境整備を見直すために非常に重要なポイントになりますので、明確になるように事故報告書を作成・分析する必要があります。

分析の視点B:損害種別構成比

 グラフ8は損害種別を分類し、グラフ化したものです。
 例えば、グラフ8のような状況だと、「打撲傷・挫傷」「痛み」「出血」の割合が多くなっており、これはグラフ7で転倒が多かったことからこのような割合になっていることが推測されます。転倒事故が起きる確率を少なくするとともに、転倒した際の損害を小さくすることがリスクマネジメントでは重要になりますので、転倒しやすい箇所の床材の変更や突起物がないかどうかなどの環境整備なども重要なリスク対策となります。
 また、グラフ8のように損害種別が不明なものが2割以上もあるような結果ですと、事故報告書を有効に現場に活用することが難しくなります。前述の事故種別同様、明確に内容がわかるように記述することを徹底する必要があります。

分析の視点C:損害の大きさ

 グラフ9は表1の基準に基づき損害の大きさを分類し、グラフ化したものです。
 例えば、グラフ9のような状況だと「致命的」「危機的」といった損害の大きい事故はなく、「中度」と「インシデント」が多い傾向になっております。中度を少なくする為には外傷を防ぐことがポイントになりますので、事故が起きる確率だけではなく、事故が起きた時の損害を小さくするための対策を、リスク対策として検討することが重要になります。
 また、不明の割合が多い場合は適切な事故分析ができないだけではなく、利用者やご家族に対する説明が適切にできないことを意味しますので、明確に事故報告書に記述することを徹底する必要が有ります。

損害の大きさ

カテゴリー

損害の大きさ

致命的

T

死亡、重大な社会的信用の崩壊(疥癬等の蔓延、刑事告訴)、重度の後遺症、etc

危機的

U

重傷(15日以上の入院又は2ヶ月以上の通院)、10万円以上の損害etc

重度

V

中傷(15日未満の入院又は2回以上2ヶ月未満の通院)及び信頼関係の喪失、10万円未満1万円以上の損害etc

中度

W

軽傷(外傷等があり、2回未満の通院・検査・治療又は医務による手当)、ひどく持続する痛み、明白で著しい精神的苦痛及び不安、5万円未満の損害etc

軽度

X

明確な身体的痛み、精神的苦痛及び不安(外傷等なし)、1万円未満の損害etc

分析の視点D:過失性の有無

 グラフ9は介護事故に対する過失性の有無についてグラフ化したものです。
 過失性が無いということが法人にとっては重要ですが、施設側からだけの視点ではなく、客観性をもった視点で過失性を検討することが重要となります。また、過失性が不明なものが多い場合は、事故報告書が不十分な内容になっていることが予想されます。事故報告書は介護サービスの質向上のための重要な資料になるだけではなく、介護事故により利用者との間で訴訟問題になった際に重要なエビデンスになりますので、適切に、明確に報告書を記述する必要があります。

 以上、2回にわたり事故報告書の分析について解説しましたが、大切なことは統計資料を作成することではなく、統計資料をもとにどのように傾向を読み取り、対策を検討するかということです。そのためには、統計資料作成はパソコンによってある程度オートマティカルにして時間を短縮し、出来上がった統計資料をもとにその意味を読み取ることに時間をかけることが重要となります。

なお、以上のような視点で分析するための基礎統計資料は、「G-RISK」というリスクマネジメントシステムソフトを活用することにより、簡単に作成することができます。ご興味のある方は、フリーダイヤル(0120−719−224)かメールでご連絡いただければ、デモなども含めていつでもご相談に応じます。



Copyright(c) carebiz.net..llp 2006-
このホームページ上の写真やデザインやその他一切の著作物の無断転載はできません。